映画感想「特攻野郎Aチーム」
2010/08/08
Sun.
05:45
映画感想「特攻野郎Aチーム」
(原題 The A-Team)
結構考えているアクション映画
映画「特攻野郎Aチーム」(原題 The A-Team)は、単なる痛快アクション映画ではないようです。国家権力から外された兵(つわもの)どもによる、不正への怒りと悲哀が入り混じった、やるせなさもある、結構考えて製作されたアクション映画です。
この映画(及びテレビシリーズ)の原題はThe A-Teamですが、邦題ではその前に「特攻野郎」とつきます。これは素晴らしい意訳で、原題よりも優れた邦題の例といえるでしょう。The A-Teamはまさに「特攻野郎」なのです。
映画「特攻野郎Aチーム」はテレビシリーズの映画版で、オリジナルは米国で1983年から87年まで98話が放送されました。日本でも85年から88年まで放映されています。テレビシリーズの熱狂的なファンがいるのが特徴です。
オリジナルのストーリーは、ベトナム戦争時代に始まりますが、さすがに今回の映画版は時代を進めてイラク戦争に設定を変えています。戦争中にある命令を受けた特殊部隊が、ひょんなことから罪をかぶせられてしまい投獄されてしまいます。それでも特殊部隊で養った技で脱獄し、お金で危ない仕事を請け負うプロフェッショナルとなります。ただし、自分たちが正義と判断したことしかしません。そこがヒーロードラマたる所以です。
映画「特攻野郎Aチーム」は20年前にアメリカで3年も続いたテレビドラマのリメイクです。ストーリーとして面白くないわけがありません。映画の前半では主人公たちの生い立ちが説明されますので、テレビシリーズを知らない観客でもすぐに理解できて楽しめます。
一方、テレビドラマのファンにとっても違和感が無いように、オリジナルとそっくりな俳優が選ばれています。きっと彼らもテレビドラマのファンなのではないでしょうか。演技も踏襲しています。ファンの人たちは、まるで20年前のドラマがそのまま戻ってきたような感じを受けるのではないでしょうか。
ただ、プレイボーイなところがあり、女優の活躍もあるので、「男同士が好き」という人にはちょっと引っ掛かるかもしれません。個人的には、キャリサ大尉役のジェシカ・ビールはいい女だと思いました。
映画監督も俳優も超一流とは言えません。しかし面白いところで「ハングオーバー」のブラッドレイ・クーパーと、「第9地区(ディストリクト9)」のシャールト・コプリーがAチームのメンバーとして出演しています。
この映画はクライマックスのアクションが凄い。あれほど大規模なメチャクチャは珍しいでしょう。十分な仕上がりになっていて、将来的に映画シリーズ化していきそうな感じです。(ちょっと早い映画の感想)
映画「特攻野郎Aチーム」日本語公式サイト
映画「特攻野郎Aチーム」日本語ウィキ
「特攻野郎Aチーム」テレビシリーズ ウィキ





